屋根のメンテナンス時期について
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瓦の葺き替え時期とは?
今、瓦を葺き替える必要が本当にあるのか?
屋根をリフォームする場合はそこから疑う必要があります。
明らかに『雨漏りが酷い。』『瓦が割れている。』
そんな状態であれば、すぐさま交換が必要ですが、そこまで劣化が進行していると、下地まですでに傷んでしまっていて建物にも悪い影響を与えます。
その前に、屋根をリフォームすることをオススメします。
瓦屋根の長所と短所
住まいを守る屋根瓦。瓦には長所もあれば短所もあり、お客様にもそれを分かっていただいた上で、納得いく工事にしていきたいと考えています。
◇瓦の長所
- 他の素材に比べて長持ち(耐久性が高い)
- 住まいの温度を保つ(断熱効果は、全素材中NO.2)
- 天然素材で風通しの良さも兼ね備えている
瓦の短所
- ・重量が重く、建物が瓦に耐えれるものでないと使用できない
瓦は、屋根にだけでなく塀などにも使用可能です。
私は、よくお客様に 『瓦は何年ぐらい長持ちするの?』 と聞かれて
『100年ぐらいは持ちます。』
と答えます。これは、葺き替えが100年必要ないというわけでなく
「瓦」本体は自然素材でできた耐久性に優れた資材ということです。
実際は、下地や桟木、防水シートが傷んだり腐ったりするため新築でも
30年程度で葺き直す必要があります。
瓦はそれほど優れた素材です。この瓦を生かした施工を私はリメイクと呼んでいます。
■リメイクとは
今までの瓦を用いて屋根瓦を葺き直す方法です。
『瓦』自体は、自然素材の頑丈なもの。なのに、葺き替え工事が必要になるのは、屋根の下地の部分が、傷んでしまうからです。
『リメイク』は、今までの丈夫な瓦だけを用いて現在の工法で屋根を葺き直します。 このため、瓦などは新調せずコストもおとくになり、建物と瓦に違和感を無くす事が可能です。
屋根のメンテナンス時期
いろいろな屋根のメンテナンス時期と内容
☆瓦屋根の場合☆ | 約30年(葺き直し)リメイク 瓦本体は傷んではいませんが、下地(防水シート、瓦桟)が傷んでいるためにメンテナンスを行う必要があります。 |
メンテナンス内容 屋根から瓦を下し 下地を(傷んだ野地板(屋根の板)、防水シート、瓦桟)交換して再度瓦を復元します。 復元の祭は 現在の新築工事で行っている工法で施工します。 |
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☆カラーベスト屋根の場合☆ | 約15年~20年(葺き替え)交換 カラーベストは表面の塗膜(塗料)で雨の浸入を防いでいますので8~10年で塗装工事を行い 15年~20年で交換しなければならない屋根材です。 |
メンテナンス内容 古くなったカラーベストを撤去・処分し 下地(坊水シート・べニア板)交換を行い新しいカラーベストを施工します。 注)古いカラーベストにはアスベストが入っているため処分費が高額に掛かります。 |
☆板金屋根の場合☆ | 約20年~25年(葺き替え)交換 サビや色あせなどが、交換・塗装の目安です。特にサビが表面に出始めたら塗装ではなく交換をおすすめします。 |
メンテナンス内容 交換の場合 古い板金を撤去し、野地(ベニア板)を交換または、増し張り(重ね張り)をして新しい板金を施工します。 注)元々板金屋根の場合カラーベストや瓦など重量が増す屋根材の交換はお勧めしません。 |
☆雨樋の場合☆ | 約20年~30年交換 プラスチックの硬化や金具のサビが目立ち始めますので交換が必要です。 |
メンテナンス内容 樋の交換には足場が必要ですから目安は外壁を二度目に塗装する際に足場を利用して無条件で交換することをお勧めします。 |
『注意』 全ての屋根材は立地条件・施工内容で異なります。